「朝霧高原のブランド化」
2005.01.05

 今、富士宮市は官民一体となって、富士山を生かした「観光立市」と食文化の「特産品振興」に取り組んでいます。

 私達観光協会も微力ではありますが、「縁の下の力持ち」でお手伝いさせて頂いています。

 特に、やきそば学会の皆さんの活躍によって、「富士宮やきそば」はすっかりメジャーになりました。
その「やきそば」に続くもの、それは、「朝霧高原」のブランド化(銘柄)ではないでしょうか。

 朝霧牛乳・朝霧牛・朝霧ヨーグル豚・朝霧霊水等、もうすでに銘柄化されていますが、続いて、今新しい挑戦が始まっています。
 それは、富士宮市内の麺類組合の有志が朝霧高原で自らそばを栽培して、そば粉をつくり、十割そばを打ち、文字通り「地産地消」で、「本物のそば」を観光客や市民に食べてもらおうというものです。
 もちろん、そばは日本全国どこでも食べることの出来るもので、特別珍しいものではありませんが、朝霧高原で栽培した「そば粉」を富士山の雪解け水で練りに練った、「朝霧そば」を一人でも多くの人に食べてもらいたいのです。

 日本一の霊峰富士山を仰ぎながら食べるのは、格別の味がすると思いますが、いかがでしょうか。

 朝霧高原の持つ、「爽やかな香り、新鮮なイメージ」は、富士宮市全体のイメージアップと、観光入り込み客の増加に必ず結びつくものと確信しております。
 朝霧高原へ訪れた若者や家族連れ(ファミリー)が明るいイメージを持って頂ければ、必ずリピーターとなって、今度は観光客となって訪れることでしょう。

 観光とは、「光を観る」と書きます。特別難しいことをするのではなく、訪れた人々が、富士山に来て良かった、朝霧に来て良かった、と思って頂けるような「ふだん着のもてなしの心」で、基本的な、当たり前のこと(お客様のニーズに応える)を繰り返し繰り返し行うことではないでしょうか。

 全国の皆さん、「朝霧そば」を食べに、富士山の西麓・朝霧高原に是非お越し下さい。

秋鹿  博